繊月夜

優しい時間
11 /24 2014

繊月夜




月とお友だちの女の子がいました。

赤いリボンと金色のブーツがよく似合う。

背中に生えた真っ白なフワフワの柔らかい羽根は

決して折れることなく、望めばどこにでも

行くことが出来ました。

ただひとつ、遠い土地に降り立った、同じ目的の

魂の友だちのところだけには行くことが出来ません。

なつかしい故郷の仲間が恋しくなると、女の子は

お友だちの月の前で泣くのでした。

女の子の泪が止まるまで月は優しく温かく

夜空を照らし続けてくれました。

月は女の子に言いました。

「泣かないで。会えなくても、いずれは同じ場所に

帰っていく友だちがいるなんて素敵なことね。

何も心が動かない毎日よりはずっといいでしょう?」

そのときそっと風が吹き、背中の柔らかい羽根が

女の子の心を優しく撫でてくれました。。。。



夕方、空を見上げると、糸のようにほそい月が空にぽっかりと
浮かんでいました。

空の色も月の姿も懐かしくて、遠いあの場所に帰りたくなりました。

3連休でお疲れの方も多いことでしょう。

どうぞゆっくりやすんでくださいね。

すてきな夢をみられますように・・・・















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hisa

人生は喜びに溢れ、とても美しい。
日々を大切に暮らしています。