ハンガリアンウォーター

天使とアロマのお話
12 /26 2014
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レシピの残っている中では最も古い香水と言われる
ハンガリアンウォーター。

まだ精油を作る技術もない時代、14世紀に、フィレンツェの
修道尼マリア・クレメンティネが伝えたと言われています。

その逸話は、あまりにも有名です。




 1370年頃のこと、70歳を超えたハンガリーの王妃
エリザベートは、リウマチに悩まされながら、王亡き後の寂しい日々を
過ごしていました。

そんなある日、王妃はポーランドの若い王の肖像画を見たとたん、
一目惚れをしてしまいます。

恋に落ちてしまった王妃は、遠い森にすむ隠者に相談に行きます。

その途中でみすぼらしい身なりの男(実は隠者)に出会い、
心優しい王妃はその男にマントと食べ物を与えました。

感謝した男は王妃に「若返りの水」の処方を教えます。
王妃は喜び、その処方どおりに香水を作って試してみました。

すると日ごとに美しくなり、リウマチも良くなって若返り、
ある日とうとうポーランドの若い王から求婚されたということです。





こんな夢のようなお話と一緒にレシピを見せられたら
一度は作ってみたくなりますよね。

ハンガリアンウォーターのレシピは、実はいろいろあって、
ほんの少しずつ使われるハーブや分量が違っていたりします。

でもぜったいに変わらないのは、血行を良くして抗酸化作用もある
ローズマリーとアンチエイジングの女王であるローズは欠かさない
ということです。

今回私も手持ちのテキストからほんのちょっとアレンジしました。



<ハンガリアンウォーターの作り方>


☆ 材料 ☆    乾燥ハーブ

           ♢ ペパーミント   10g
           ♢ ローズマリー   10g
           ♢ ローズ        5g
           ♢ オレンジフラワー 5g
           ♢ レモングラス    5g

        35度以上のウォッカ  300cc


* アレンジしたのは、レモンピールの代わりに
   オレンジフラワーとレモングラスを使ったこと。

* オレンジフラワーは、新陳代謝、コラーゲン生成を促し、
  お肌に潤いとハリを与えます。
  レモングラスは血行促進によく、抗菌作用もあります。



ハンガリアンウォーター2


このような密閉容器(煮沸済み)に乾燥ハーブを入れ、
アルコールを注ぎます。
そしてシャカシャカと振ってハーブとアルコールを馴染ませます。


ハンガリアンウォーター3

        ↑
この状態だとハーブが浸っていない部分も見られるため、
もうすこしアルコールを加えました。
しっかり水分の中に浸されていないとカビの原因になるので
気をつけます。

アルコールを少なめに、精製水やミネラルウォーターを使う
レシピもあるのですが、長期間安全に保存するために
今回はアルコールのみにしました。

こうして冷暗所に保存します。
時々ビンを振って香りの抽出をします。

少なくとも1か月はこの状態で置き、時間の経過とともに
変化する香りも楽しみます。

そして使うときは茶こしなどでハーブをこして、別のガラス瓶に
移して保存します。

ハーブをこした後のローションは、この後何年も保存可能です。
時間が経つほどに熟成されて香りも色もよくなるみたい。

10倍くらいに薄めて使います。

洗顔後のローションとしてだけでなく、
お風呂上がりの収れん用や、スポーツ後の筋肉のクールダウン、
また、デオドラント用のローションにしたり、入浴剤にしたり、
様々な用途に使えて香りと一緒に楽しめます。

私は飲んだことはありませんが、何年も置いたものは
まろやかになって香りも熟成され、美味しいと聞きました。



クリスマスは過ぎてしまいましたが、キリスト誕生の時には
黄金とフランキンセンスとミルラが捧げられたというくらい
昔から香りは、神に関わる儀式や薬、また媚薬として使われて
きました。

その歴史は深く、とても深く私たちの記憶に組み込まれているような
気がします。

香りの魔法・・・・・・・素敵ですよね







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hisa

人生は喜びに溢れ、とても美しい。
日々を大切に暮らしています。